音楽活動のサポート(腱鞘炎対策)

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 音楽をおやりになる方で,腱鞘炎でお悩みの方は結構多いものです.
 当院では腱鞘炎に関して,最新の器機を用いて診療に当たっておりますので,そのことについて説明致します.

腱鞘炎とは
 指はなぜ動くのでしょうか? それは,前腕の筋肉の収縮によるものです.収縮した前腕の筋肉の動きは腱を通じて指に伝達されそこで指が動くのです.
 さて,腱は指に達する前にいくつかトンネルを通過します.それを腱鞘といいます.楽器を弾きすぎるなどして指を使いすぎますと,腱と腱鞘の間に炎症が起き,指を使い,腱が腱鞘の中を動くときに痛みが発することになります.これが腱鞘炎です.
 さらに,痛みを我慢して,楽器の練習に打ち込むなどすると,炎症部位が瘢痕となり,痛みはいよいよ強くなります.
 瘢痕部は血流が悪いため,容易に自然除去されなくなり,腱鞘炎の痛みが長期化するという,音楽家にとって最悪の事態となります.これにより,楽器をあきらめた人はプロ,アマを問わず少なくありません.

治療●●
 さて,腱鞘炎の治療はどのように行われているのでしょうか.
 原因は使いすぎなので,まずは,かばって使うこと,または,使うのを控えると言うことです.さらに湿布,塗り薬による治療をします.時として,注射を打つこともあります.
 また,リハビリによる治療が極めて有効です.
 当院では,半導体レーザーによる治療をしています.体表部から深部に到達したレーザーのエネルギーは患部の血流を良くし,瘢痕への血流を増やし,瘢痕を除去します.
 この治療に併せて,超音波を噴出する渦流浴で手をほぐします.そのような治療と組み合わせて行います.

 このような保存的な治療を徹底的にやっても治らない人が手術となります.手術療法について,また,音楽医学の面からみた手術療法に関してはこちらに記します →腱鞘炎の手術治療の実際

腱鞘炎に対するレーザー治療

上腕骨外側上顆炎に対するレーザー治療

腱鞘炎に対するもう一つの治療:キセノン治療器を用いて光と電気で患部を治療します

上肢の渦流浴:超音波のたくさん噴出される浴槽に手を入れ,痛んだ筋肉,腱,腱鞘をほぐします.

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